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ゴム入り後ろ衿ぐりの縫い方(Tシャツ生地) [部分縫い]

ゴム入り後ろ衿ぐりの縫い方です
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Tシャツに類した生地ならこの縫い方で大丈夫です
材料
・後ろ身頃
・えり布
・ゴムテープ
・伸びるタイプのミシン糸
・色の違うミシン糸(しつけ用、素材不問)
※ゴムテープは一般的なゴムテープでも代用できますが、薄くて軽い方が仕上がりがきれいです。推奨品はこちらでご確認ください→伸び止め用 透明ゴム 6ミリ巾
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※ミシン糸ですが、私は上はスパンorレジロン、下はエッフェルを使っています。それ以外で何を選んでいいかわからないときは、併設ブログの記事を参考にしてください→伸びる縫い方と伸縮率・伸びる糸と伸びない糸・ニット用の手縫い糸
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はい
よろしいでしょうか
では縫ってみましょう
手順
1・えり布を半分に折る
2・後ろ見頃とえり布を縫う
3・えりぐりを整える
4・ゴムを通す
5・ステッチでおさえる

えり布に霧を吹きます
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外表にして二つ折り
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アイロンで押さえます
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折り目が崩れないよう畳んで冷まします
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※ニットのアイロンかけについて詳しく知りたい→ニットにアイロンをかけるとき

・衿を乗せる
身頃を平たく置いてえり布を乗せます
えり布の身頃側はたるまないように置きます
縫い代は少し波打ちます
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編地のゆるいもの、両面編みのものは
折ってアイロンで押さえると
横に伸びているのが普通です

はみ出した分は裁ち落とします
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アイロン台の上でマチを打つときは
布の下に定規を入れます
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マチが打てました
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※マチ針はいつ抜くの?→マチ針とその仲間

直線縫いで仕上がり線を縫います
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※ニットがうまく縫えないとき→ニットの縫い始めと縫い終わり

縫い目をアイロンでおさえて糸を落ち着かせます
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※衿ぐりの仕上げについてもっと詳しく→美しい衿ぐりはアイロンから

えりぐりを毛抜き合わせにするために
縫い目を開いてアイロンで落ち着かせます

開き方はいろいろあるのですが
その一例

タオル枕の上に縫い代を置き
マチ針で留めます240部分縫い 後ろ衿 12.jpg

※タオル枕について→アイロングッズ「タオル枕」の作り方

水と筆を用意します
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縫い目を割って濡らします
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アイロンをかけます
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蒸気の力でピシッと割れました
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全部開いたら
毛抜き合わせに整えマチ針で留めます
アイロン台にぶすっとななめに刺すと簡単です
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ふちをアイロンで押さえます
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しつけ縫いのため糸の色を変えます
あとで抜くので適当な糸でかまいません
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ほどきやすくするために
針目を最大にします
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ゴムを通すとき邪魔にならないよう
縫い代をえり布側に倒し
縫い代の中央にしつけミシンをかけます
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見返しを身頃側に倒し
ゴムの通り道を作ります
えり布の端に2mmにしつけミシンをかけます
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しつけ縫い2本終了しました
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しつけ縫いが終わったので
糸を元に戻します
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針目も同様に戻しておきます
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ゴムテープを切ります
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ゴムを通したら上から撫でて
中でねじれていないか確認します
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ゴムが抜けないように
片端を返し縫いで留めます
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ゴムの長さを決めるため
一旦強く引いてシワを寄せます
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ゴムをゆるめてシワが消えたところを押さえます
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返し縫いで留めます
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余ったゴムを切ります
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ゴムを固定します
えり布の中央をステッチで押さえます
ゴムが偏らないように軽く引きのばしながら縫います
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その下にもう一本
えり布の3分の4にステッチをいれて・・・もよいし
入れなくても構いません
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見返しが落ち着くので押さえていますが
実はなくても落ち着きます
ステッチが2本入ると見た目が丈夫そうになるので
そう見せたくないときは省略してください

4本、縫い終わりました
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しつけミシンを外します
中に隠れて外しにくい糸がありますが
ループで引き出せば抜けます
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エッフェルは強く引くとちぎれます
上糸(スパンorレジロン)をガッと引くと
ブチブチブチブチブチ・・・
気持ちよくほどけますので
しつけ縫いの下糸にはエッフェルをおすすめします。

できました
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表はこんな感じ
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なんとなく見たことある縫い目ですよね
そうです
オーバーロックミシンに似せました(笑)

ゴム入り後ろ衿ぐり、完成しました!
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